自律神経の乱れによる不眠
血管を流れる音
「心臓の鼓動が気になって眠れない…」
このようなお悩みを、よく聞きます。
日中、動いているときは全然気にならないのに、夜、布団に入るとなんだか心臓の音が大きく感じる。
これ実は、大丈夫なことが多いです。
耳の近くに大きな動脈が通っているので、寝静まった環境になると血液の流れ、拍動が聞こえる(感じ取れる)ようになるからなんですね。
とはいえ、気になるかたはまず、病院へいって診察をうけましょう。
それで何もなければ、安心して眠れますからね。
自律神経の乱れ
病院に行って
「心臓には問題ないですね」
と言われたあと、多いのが
自律神経失調症
という診断を受けること。
画像やデータからはハッキリとした原因は分からないので、そう言われてしまいのです。
- 気温や気圧の差が大きな日が続いたり
- ホルモンバランスが崩れたり
- ストレスがかかり続けたり
していると、自律神経が乱れて、睡眠や心拍にも影響してきます。
眠れないから心音が気になる
自律神経の乱れによって寝つけない。
しかも、本当は夜になって副交感神経が優位になって心拍も落ち着くはずなのに、昼間と同様に元気なまま。
「でも明日も仕事だから早く寝なきゃ」
と、布団のなかで悶々としていると、心臓の音が気になってしょうがない。
ドキドキ
「あれ、私、大丈夫かな」
夜にひとりで寝ていると、どうしても不安になりやすく、それが余計に気になって眠れないという悪循環に落ちおりやすいです。
胃の不調による動悸
みぞおちの痛み
もしあなたが、動悸が気になっているなら、ご自身の
みぞおち
を軽く押してみてください。
手のひら全体を使って、優しく。
みぞおちから、おへそのあたりまで縦のラインをゆっくりと。
ココには、胃の状態が現れやすいので、押してみると
- 痛い
- 硬い
- 拍動してる
などがあるかもしれません。
胃炎があるとドキドキ
胃炎があったり、逆流性食道炎などがあったりすると、みぞおち辺りに何らかの違和感があることが多いです。
動きもよく、粘膜が健康な胃の場合、押しても痛くも硬くもなく、適度なやわらかさがあります。
そして胃炎や逆流性食道炎などがある人に多いのが、動悸。
とくに夜、寝る時は姿勢が横になるので、立っているときよりも胃酸が逆流しやすくなるので、動悸として感じられることがあるんですね。
原因が分かると安心
もちろん、
動悸=胃炎
ではありません。ほんとうに重大な病気であることもあります。
でも、病院に行っても心臓自体には問題はない。
みぞおち辺りを触ってみると硬いし痛い。
そういえば最近、胃もたれがあるなぁ。
そんなときは、もしかして心臓ではなく胃の問題かもしれません。
ふだんから、ご自身のみぞおちを触っておくと、いざというとき役に立ちます。
「いつもより硬いし痛い」
「しかも動悸も気になる」
なら、胃のケアをしてあげると意外と気にならなくなるかもしれませんね。