冬は乾燥の季節
冬になって空気が乾燥してくるにつれて、身体も乾燥に傾きます。
とくに目立つのは
皮膚
の乾燥。
でも意外と多いのは、皮膚の表面は乾燥しているのだけど、むくみが気になるというひと。
このタイプのひとは、
水毒
を溜め込みやすいタイプかもしれません。
水毒とは?
水毒というのは東洋医学的な観方で、水分代謝の苦手な体質のことです。
身体に取り入れた水は、身体を滞りなくめぐって潤しているうちに、濁ってきます。
その濁った水は身体の外に排出しなければならないのですが、その濁った水を溜め込んでしまうと
水毒
という状態になります。
水毒の悪影響
水毒は老廃物などをたくさん含んでいますので、周りの細胞や組織を潤すどころか、ダメージを与えてしまいます。
具体的には…
- しびれ
- 筋肉のけいれん
- むくみ
- 胃腸の不調
- うつ状態
などが挙げられます。
どうして肌は乾燥するの?
このように、たとえ水質は悪いとはいえ、むくんでいるくらい水分は豊富なはずなのに、どうして肌は乾燥しちゃうのか。
むくんだ水分が皮膚にあふれて、肌も潤いそうなものですが…
じつはここがポイントで、水毒体質のひとは、
うまく汗がかけない
という場合が多いです。
全身的に汗をかきにくいひともいれば、汗をかきすぎる部分と汗をかけない部分が偏っているひともいらっしゃいます。
ですから、水毒体質の改善方法のひとつは、
汗をかく
こと。
むくみ&乾燥肌のセルフケア
むくみもあるけど肌も乾燥している。
そのようなタイプの人のセルフケアは、
上手に汗をかく
練習をすること。
呼吸が深くなることでも汗をかきやすくなるので、あるていど心拍数のあがるような
有酸素運動
をすることがオススメです。
外からではなく、身体の内側の熱量が上がることと呼吸数の増加によって、休んでいた皮膚機能が活発になります。
そうして全身、まんべんなく汗をかけるようになることが、
水毒体質
の改善にはいいですよ。